ゲームライターコミュニティ #23「eスポーツ大会の取材ノウハウ徹底公開」レポート【後編】


どうも、ライター岡安です。

お待たせしました。ゲームライターコミュニティ#23レポートの後編です。後編は『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』の世界トッププレイヤーであるあばだんご選手に、eスポーツプレイヤー側の取材に対する希望などを語っていただきました。

選手側から求める点としては、スター選手を育てていくような記事だそうです。まあ、さまざまなプロスポーツを見ても、スター無くして人気が出たものはないですからね。単純にゲーム大会の様子を説明したり、誰それが優勝したというような結果だけを報じるのではなく、選手のバックボーンや優勝に達すまでのストーリーがあってこそと言うことです。扱うのがデジタルゲームだとしてもプレイヤーは人間で、ファンは人間の選手に注目しているって感じです。

eスポーツ選手に対してのリスペクトを忘れず、選手名やチーム名の間違いをしないと言うのがあります。これは、言わずもがななことですが意外とできていなかったりします。特に若い選手を相手にする場合、インタビュアー側が偉そうな感じになるのは、他のスポーツでも良く見られます。まあ、スポーツ以外でもあったりします。以前、お笑い芸人のピース又吉氏が距離感が不思議な人からインタビューされたことが報じられていましたがああいう感じはダメですね。

ゲーム畑から取材する人は当然、ゲームに畏敬の念を抱いていますが、今後は一般紙やスポーツ業界からeスポーツ選手を取材する機会も増えると思いますが、しばらくは所詮ゲーム的な見下しをされてしまうことはあるかもしれません。まあ、このコミュニティはゲームを中心としているので、これを読んでいる人には余計なことだとは思いますが。

あとは選手へのコンタクトについてです。

先ほどのリスペクトがない取材はまったくもって問題外ですが、逆にリスペクトしすぎて中々選手に話しかけづらいと言うのもライターにはあると思います。でも、選手側としてみれば、取材されることには協力的とのこと。基本、承認要求が強めなので、選手として活動を認められるのは嬉しいわけです。当然、試合前や敗退した直後など、タイミングが悪い時もあるので、そこらへんを気をつければ、取材はしてもらっても良いとのこと。

前編の松井さんと同様に、ゲームライターコミュニティでは、あばだんご選手が登壇時に使った資料を掲載しているので、より詳しい内容を確認したい人はこちらをご参考に。


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