Unityの演習が始まりました


前回はオリエンテーションと三目並べで終わってしまいましたが、今回からいよいよUnityの演習がスタートします。その前に三目並べの課題講評と、ノートPCの選び方について質問を受けたので、Unityの演習方法とあわせて、またまた膨大なスライドを作ってしまいました。なんだかんだいって、スライド資料は便利なんですよね・・・。

教材として使用したのは、去年に引き続いてデジタルアーツ仙台の志村先生が制作された「Roll-a-Ball-Custom」です。Unityの公式チュートリアルを参考に作られたもので、さまざまな役物があり、レベルデザインの入門的なワークショップに最適かと思います(いま思いつきましたが、この演習の後で改めて公式チュートリアルをやらせると、より理解が深まって良いかもしれませんね)。

結果はというと、全部のPCのアクティベーションに少し手間取りましたが、30名弱の学生がUnityを操作して、曲がりなりにも演習ができたという、まずまずの結果となりました。また去年の反省から、シーンファイルをプロジェクトフォルダごとコピーしてUSBメモリに保存するやり方について説明したので、囲碁の授業では楽になると思います。

ただ、今回あらためて思ったのですが、専門学校や大学でよくある、PCがずらーっと並んだ部屋にこもって演習をするという風景は、もう過去のものにしたほうがいいかもしれません。というのも、一人一台ノートPCがないと、ゲームジャムなどの学外イベントに参加できなくなってしまうからです。PC選びのところでも、この点について強調しました。

実際にゲーム制作では「習うより慣れろ」な部分がまだまだ多く残っています。特に企画専攻の学生にとって、ゲームジャムなどのイベントは、自分が考えたアイディアが形になっていく様に係わることができる貴重な機会なので、ぜひとも参加してほしいところです。それが、マイPCがないというだけで参加できないのであれば、ちょっと残念すぎますよね。

また学校のPCルームって机が動かせないことが多いので、グループ演習がやりにくいんですよ。一昔前なら学校にPCをずらっと並べることが、学生に対する教育機会の担保になった点があったかと思います。ただ、現状では入学金などに上乗せして、学生に一人一台ノートPCを購入させる方が、より主体的な学びにつながって良いのではないかと感じています。どうでしょうか・・・?


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