やってしまいました! これまで書いたとおり、東京クールジャパンの前期の授業で派講義動画を作って、それを学生に配信しているのですが、なんと間違えて別の動画を流してしまいました(ゲームレビュー概論むけに作ったもの)。そのため1回短くなってしまって、全12回の授業動画が11本になってしまいそうです(夏休み向けに特別動画を作ろうかと画策中)。というわけで少し遅れてしまいましたが、ようやっと4回目から6回目のスライドを公開できました。
4回目までは基礎編で、5回目からいよいよ今期のポイントである、ジャンル別のゲーム紹介記事の作成法に移っています。漫然とゲームの紹介を行うのではなく、ゲームデザイン的な視点で深掘りしていくと、コクのある紹介記事が書けますよということで、そのジャンルならではのポイントを解説するのが目的。テキストとしたのが「遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継」です。全15章でゲームジャンル別に注目ポイントが整理されているので、ゲーム好きならぜひ読まれることをお勧めします。電子書籍でも売ってますよ。
また、これは持論なんですが、ゲームライターもといゲームジャーナリストたるもの、より多くの人(=ゲームを遊んでいない人)に届くような文章を書いて欲しいなあと思っています。でなければ、長く続けることができないと思うんですよね。ゲームが好きな人が、ゲームが好きな人に、ゲームの記事を書くのって、そんなに難しいことじゃない。同じような価値観の持ち主だからです。でも、それだけではお客さんが増えないですよね。そしてゲームメーカーは常に、新しいお客さんを開拓してくれる人を求めているわけです。それがゲームの作り手であれ、書き手であれ、同じこと。学生にも、そんな意識を持って欲しいなあと思っています。
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というわけで、アクションゲームもシューティングゲームも、「破壊的進化」「斬新的進化」「復活進化」の3つの視点で流れを抑えて欲しいなあと、上記のようなスライドをつくりました。そのうえで「リスク&リターン」の関係を抑えれば、たいていのゲームは綺麗に紹介できるのではないか・・・そんな風に思っています。今はピンとこなくても、そのうち分かってもらえるようになると良いなあ・・・どうでしょうか?