ゲームライターコミュニティ#24 ゲーム専門学校でゲームライターを育てる授業をやってみた(3/26)


すでにいろんなところで書いていますが、2017年5月から専門学校東京ネットウエイブで非常勤講師をさせていただいています。2017年度は「ゲームメディア概論」という授業を毎週金曜日、4コマほど担当しました。午前中の2コマが2年生、午後の2コマが1年生です。2018年度も若干、授業内容が変わりますが、継続させていただく方向で学校側と調整中です。

その上で年度の切り替わりのこの時期に、1年間の授業内容を振り返って共有させていただく機会を、セミナーという形で実施する運びとなりました。3月26日の月曜日です。ゲーム専門学校の新米講師として悪戦苦闘した内容をお話しすることで、何かしら参加者の皆様のお役に立てればと思います。

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実際、こういったセミナーがあれば自分自身が一番、参加してみたいと思うんですよ。なにしろゲーム専門学校の授業内容って、ほとんど外部に公開されないんじゃないですか。外から見て何をやっているか、サッパリわからない。そのため自分も授業をやりながら、参考になる情報がほとんど存在せず、困りました。本当に毎回どんな授業にするか、あえぎながら1年間を終えたのが正直なところです。

特に自分が担当した「ゲームメディア概論」という授業は、2017年度から始まったこともあり、まったくの白紙の状態でした。しかも学生の大半はゲームライター志望ではなく、ゲームデザイナー志望だったので、普通に記事の書き方を教えても、学生になかなか響かない。その一方で、大勢の学生の原稿に一人で赤字を入れるのも、時間的に無理がありますしね。

また専門学校は大学と違って、「自分で手を動かして何かを作りたい」学生が多いという印象です。そのため毎回、授業のテーマを設定して、まずは講義形式で概要を説明し、演習を通して内容の理解を深め、最後にふり返りを行うというサイクルを作ることが重要でした。この授業づくりについても初めてのことばかりで、自分が過去に取材した事例を総動員して乗りきった、というのが正直なところです。

そんなわけで詳しくは当日話しますが、授業のテーマが次第に「ゲームのおもしろさを構造的に分析し、文章で説明する」ことにシフトしていきました。これがしっかりできるようになれば、ゲームライターにも、ゲームデザイナーになるのにも役立つというわけです。その一環として、Unityの初心者向け講座なども実施して、記事にしたりもしました。

ゲーム専門学校の新人講師がゼロから挑むUnityによる人材教育No.01

ゲーム専門学校の新人講師がゼロから挑むUnityによる人材教育No.02

ただ、ゲームの分析方法といっても、そこには自分の主観がかなり入っています。教え方や演習内容についても、他校の先生方や企業内で研修をされている方から見れば、穴だらけでしょう。特に自分はゲームデザイナーではなく、あくまでゲームライターですから、おもしろさの構造的な分析といっても限界があります。カリキュラムの作り方についても、振り返って反省するところしきりです。

というわけで次回のセミナーは、自分の授業内容を共有して感想やアドバイスをいただき、2018年度の授業に生かすという、実に俺得な内容になっております。ただ、こういった機会を作っていかないと、授業内容って向上していかないと思うんですよ。こうした企画に快く了承いただき、会場まで提供いただいた東京ネットウエイブと関係者の皆様には深く感謝いたします。