第7回シリアスゲームジャムで参加者を募集中!テーマは「障がい者と健常者が共に競えるゲーム開発」(締切12/1)


「ゲームの力で社会を救え!」を合言葉に毎年開催されているシリアスゲームジャムで、第7回「みんなのバリアフリー②」が東京・神田の国立情報学研究所で開催されます。期間は12月9日・15日・16日の3日間で、現在参加申込みを受付中です。テーマは「障がい者と健常者が同じ土俵で競えるゲーム開発」で、実行委員会ではプロから学生まで幅広い参加者を募集中です。申し込み締切は12月1日の正午となっています。【公式サイト・申込みはこちら

シリアスゲームジャムは日本デジタルゲーム学会ゲーム教育SIGが毎年12月に開催している、シリアスゲームを30時間で開発するゲームジャムです。2014年2月に「英語学習ゲーム」をテーマに第1回目が開催され、以後毎年1-2回のペースで開催。これまでに約240名が参加し、30タイトルのプロトタイプが開発されています。東京ゲームショウ2018のオランダブースでは、制作されたゲームの一部が試遊展示されました。

シリアスゲームの特徴として、特定の社会問題を解決するゲームを開発するため、各分野の専門家とゲーム開発者が合同で開発を進める点にあります。そこで
シリアスゲームジャムでは毎回、本分野の専門家によるレクチャーを受けて、ゲーム開発を進めるという仕組みを採用しています。そのうえで第7回目となる今回は、eスポーツやパラリンピックの盛り上がりを背景に、ゲームプレイを通した「心のバリアフリー」がテーマに設定されました。

第6回の模様

シリアスゲームジャム初日の9日は、国立病院機構八雲病院の田中栄一氏(作業療法士)と、ギフトテンインダストリ代表でゲームデザイナーの濱田隆史が登壇し、各々の見知からレクチャーが行われます。田中氏は筋ジストロフィーの患者と進めている、入力デバイス側からのゲームアクセシビリティに関する取り組みについて。視覚障がい者向けのテーブルゲームを開発・販売している濱田氏からは、「視覚情報を使わないゲーム」に関する知見が共有されます。

ゲームジャムの参加者は一般的にゲーム開発経験者が中心となりますが、シリアスゲームジャムでは社会でどのような問題があり、それをどのような形でゲーム開発に活かすか、情報を収集してチームに還元する「リサーチャー」という役割も設定されています。実行委員会ではプロのゲーム開発者や学生だけでなく、リサーチャーとして参加することで、より多くの人にシリアスゲームの制作を体験して欲しいと呼びかけています。

第5回「みんなのバリアフリー①」で最優秀賞となった「ゴーゴンの館」

開催概要

【会  期】
2018年12月9日(日)
12:30受付開始
13:00〜15:00 事前講習会(専門家によるレクチャー)
15:00〜18:00 チーム編成、企画

2018年12月15日(土)
9:30 受付・制作開始、中間発表、終夜作業可
※晩にはスポンサーによる交流会を予定

2018年12月15日(土) 16日(日)
15:00 制作終了、発表会、審査、閉会式
※発表会以降は報道陣及びゲーミファイ・ネットワーク(研究グループ)のメンバにも公開

【参加費】
無料,オリジナルTシャツの支給あり,
昼食と夜食の無料支給あり

【会 場】
国立情報学研究所 (東京・神田神保町)
※参加者定員:35名(5人✕7チームを予定)
※学生ボランティア:若干名
※想定参加者の所属:ゲーム開発者,大学生,
社会人(海外からの参加者も予定)

【主  催】
日本デジタルゲーム学会ゲーム教育専門部会

【会場提供】
国立情報学研究所

【実行委員長】
遊びと学び研究所 岸本好弘

【実行委員】
日本大学 生産工学部 古市昌一,粟飯原萌
東京工科大学 メディア学部 三上浩司
専修大学ネットワーク情報学部 藤原正仁
NPO法人 IGDA日本 小野憲史
(株) Game for IT 後藤誠
国立情報学研究所 長久勝
国立病院機構八雲病院 田中栄一
合同会社 マツソフト 松尾 学


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