東京ネットウエイブの2018年度の授業もすべて終了しました。最後に授業内容に関するアンケートを行いましたので、その一部を公開いたします。なお、アンケートは学生に完全匿名で回答してもらいました。
全体講評について
おかげさまで、まあまあの点数をいただきました。意外だったのは「前期も後期も、どちらもおもしろさはかわらなかった」と回答した学生が半数以上にのぼったことです。今年度は前期はグループ演習中心、後期は座学+個人演習中心だったので、前期に評が集まると思ったのですが、そうはなりませんでした。
座学・グループ演習について
座学・グループ演習は、まあまあの評価だったようです。ただ、留学生にとっては少々わかりにくい内容だったかもしれません。
Unity演習について
座学・グループ演習に比べてUnity演習はぐっと評価が下がりました。これについては、自分も年間をとおしてUnity演習をおこなったのは初めての経験でしたので、なかなか勘所がわからず手探り状態で進めたので、さもありなんという感じです。自由回答欄にも「先生のUnityのスキルが低すぎる」という厳しいコメントをいただきました。来年度の課題として重く受け止めます。
文章作成演習について
一番びっくりしたのは、実質3回しかやっていない文章作成演習で「ためになった」という回答が一番多かったことです。就職活動をはじめるにあたり、一番参考になったということでしょうか? 来年度は文章作成の時間をもう少し増やしてみても、いいかもしれません。
授業内容に関する要望
ちょっとグラフが小さくて見づらいのですが、一番多かったのは「もっといろいろなゲームについて知りたい」で、次に多かったのは「もっとゲーム業界について知りたい」でした。前者については、単にゲームデザインやゲームの分析方法について学ぶだけでなく、具体的なゲームの事例が出てくると、より身近に感じられるということでしょうか? 後者については座学で普通に講義すると眠たくなってしまうので、授業の合間に挟み込むなど、工夫が必要だと思われます。
個人的なふり返りとしては、去年はいろいろな演習や課題をやった結果、まとまりのない授業になってしまったという反省点がありました。そこで今年度は「1年をとおしてUnity演習をやる」「座学は前期はゲームの形について、後期はゲームのわかりやすさとは何かについて学ぶ」という目標を持って授業計画を行いました。それぞれ、極端から極端にふりすぎた嫌いもありますので、来年度は(もし契約が続けば)折衷案みたいなスタイルで臨んでいく所存です。