第2回「ゲーム紹介記事の書き方」振り返り


第1回めの振り返りでも書いたとおり、もともとこの勉強会はレビューの書き方について一回自分の知見をまとめておこうと思って始めました。ただ、そのためにはゲームの紹介記事がきちんと書ける必要があると思いましたので、独立した内容にしました。多くの読者は「なにかおもしろいゲームはないかなー」と思ってレビュー記事を読むと思うので、レビューも「そのゲームの事をよく知らない」人に向けて書くほうが良いと思うんですよね。

また、ライターって作家とは違って印税契約ではありませんので、できるだけ1本あたりの記事執筆時間を短くしたほうがたくさん儲かっていいわけです。そのためには書き出しで悩むなんてことはせずに、できるだけテンプレにそって書いていったほうが効率的だと思うんですよ。その結果、味も素っ気もないリリース記事のまとめみたいな記事が量産される可能性は否定しませんが、まず基本を踏まえてから、その上に自分なりの装飾をもることをおすすめします。

でもって、その「基本」なんですが、やっぱりゲームの紹介記事ですから、なんでそのゲームがおもしろいのか、どこからそのおもしろさが生み出されるのか。いわゆるゲームメカニクスの紹介を軸に据えるのが重要だと思うんですね。でもってゲームメカニクスは「繰り返しの構造」から生まれてきます。スライドではこれを「おもしろさの種」と「ループ構造」という言い方をしています。これを平易な言葉で簡潔に説明することが肝心です。

この「おもしろさの種」と「ループ構造」は、慣れればゲームの公式サイトから抽出できるようになります。裏を返せば、これらがわかりやすく最初に記述されているのが、良いゲームの公式サイトだといえます。実際、最近はこのことを意識したサイトが増えてきていて、いい傾向だと思っています。もちろん、このやり方が最善だとは思っていませんが、ダラダラとゲームの説明を書くよりは、簡潔にまとまるのではないかなと・・・参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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