メディアが初めてのプロライターに仕事依頼するとき何を見て依頼するかしないかを判断しているのか


こんにちは。
ゲームライターコミュニティの運営の中では唯一ウェブメディア側の加藤です。
最近ゲームメディア界隈は若干揺れ気味です。

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さて、ゲームライターさんはフリーランスとして活動している方が多いと思いますが、フリーランスとなると記事執筆だけではなくて、自分を売り込む営業活動もやらなくてはなりません。組織に所属していればそこから仕事が落ちてきますが、フリーで活躍するゲームライターさんはいろいろなネットワークから仕事を得ていることが多いのではないでしょうか。

私のような大規模サイトでない中規模の事業者も、例えばイベントの取材や、あるいは深いコラム記事などでプロのゲームライターさんに仕事をお願いすることがよくあります。
中小のメディアにとってプロのライターさんにお仕事を依頼するのは投資としては大きなものになるのですが、それでもそれなりの量の発注というのはあるのです。中小規模サイトのクライアントを複数持ってやっていく、というのも非常に現実的なゲームライターさんの立ち回りの1つになるのではないかと思います。

この記事ではメディアはプロのゲームライターさんに依頼をするときに、どのようなところを見て判断しているのかについて、加藤の目線から簡単にご説明します。プロのゲームライターさんのお仕事ゲットの参考になれば幸いです。
※この記事では「プロのゲームライター」を、既にある程度の実績がありライターとしてそれなりの報酬を得ている方、と見做しています。
※加藤の目線なので違う感じのメディアもあると思います。参考程度に。

1.過去記事

過去記事は絶対に見ます。どのような文章を書くのかは依頼をするときに絶対に必要な判断要素です。
私の場合過去記事とはほぼウェブ上の記事に限られますが、FacebookやTwitterなどのSNSで流れてきたリンクから記事を閲覧して「あ、いいな〜」と思った記事のライターさんはちょっと気にするようにしています。
ライターさんは結構奥ゆかしくて自分の記事を積極的には拡散しない方が多いように感じますが、特段の問題がなければどんどんPRしたほうが良いと思います。
拡散してもらえるのは寄稿先のメディアも嬉しいのではないかと思います。
まれに「他のメディアに寄稿している事実があると仕事を依頼されにくくなるのでは?」というようなことを心配しているライターさんがいますが、そんなことは全くありません。例え競合メディアに寄稿しているとしても、守秘義務さえきちんと守ってもらえるのであれば発注するのになんの問題もありません。
メールなどでメディアにアタックする場合も、過去記事の添付は必須です。URLがあればそれをメール内に入れておけば良いでしょう。

2.知っている人

知らない人よりは知っている人に依頼します。
このイベントに誰か取材に行って欲しいな〜というようなときは、直接話したことがあって人柄が分かっていて、お願いしやすい人にまず話を投げます。
ですからゲームライターさんは、ゲームメディア界隈の人が集まる場に積極的に参加をした方が良いと思います。
私の場合、直接知っていて、かつSNSなど何らかのきっかけでその方の記事を見て、あ、結構いい記事だな〜と思うとかなりの確率で仕事をお願いしています。
メディアをやっていますと他のメディアから「誰かいいライターさんいない?」と相談されることもたまにあり、その場合人柄を知っているライターさんを紹介するようにしています。
メディアの人と知り合えば必ず仕事につながるわけではありませんが、こういうネットワーク作りって大事だなと思います。多分ゲームライターに限らずフリーランス全般に言えることだと思いますが、ゲーム系のライターさんは外に出てこない傾向にあるのでもったいないな、と密かに私は思っています。

3.経歴・得意分野が分かる

その人の経歴、得意分野などが分かると初回の依頼はぐっとしやすくなります。
直接知っているライターさんでも仕事を一緒にしたことがなければ、何が得意で何が苦手かがわからない事が多く、「こんなこと相談しても良いんだろうか・・・」と思うことはよくあります。メディアも人間ですからね。
そうすると結局は、過去に一緒に仕事をしたことがあったり、話しやすかったりするライターさんに話を持っていきます。(書いてて思いましたが、コミュ力も無いよりはあったほうが良いですね)
経歴や得意分野を伝える方法は色々ありまして、名刺の裏に書いておくとか、SNSで定期的に活動を発信していくとか、おすすめなのは簡単で良いのでドメインを取ってウェブ上に自分のプロフィールを上げておくとか。ポートフォリオサイトみたいにして過去記事や過去に取材したイベントの情報などをきれいにまとめてあればベストです。問い合わせフォームもつけましょう。
どういうジャンルが得意かに加えて、インタビューいけます!とか、カメラも扱えます!とかも結構重要な情報で、
「〜〜さんインタビューできますか?」とはプロライターさんにはなかなか聞きづらかったりするもので、
「〜〜さん、○○日にインタビューお願いしたいのですがいけますか?」と聞ける状態になっているとお願いする方もかなり気が楽になります。

4.ゲーム好きそうかどうか

稀にゲームが好きそうでないゲームライターさんっていらっしゃるんですよね。嫌いというわけではないんでしょうけど、なぜゲームライターなのかよく分からない感じの。とにかくライターとして何か仕事が得られればそれで良くて、ゲームは他のジャンルに比べて簡単そうで、メディアもいっぱいあるし、みたいな感じかな?とこちらからは見えてしまったりするような。
ゲームメディアを運営している人はかなりの程度のゲームオタクですので、なんかゲーム愛が無さそうだなと思うと、よほど格安でない限りはお仕事をお願いすることはあまりないかと思います。
もちろんこれは私の考えであって、プロであればスキルが全て!上がってくる原稿が良ければ良いのだ!というメディアもあると思います。
でも楽しくお仕事をしたい派のメディアもゲーム系には多いので、やっぱり不利だと思います。

ざっくりですがこんな感じです。
上の方で「ライターさんは奥ゆかしい」と書きましたが、メディアも、特にウェブ系の人は内にこもる奥ゆかしいタイプの人が多いのです。ドアさえ叩けば「あ、じゃあこれ・・・」みたいなこともある、かもしれませんので、ライターさん側からも積極的に関わっていただければ良いのではないかな〜と思います。もちろん、お仕事としてはそのメディアにとってメリットが有るかも大事なので、ドアを叩く前にそのメディアの内容を一通り見ておくほうが良いですね。(あ、研究されてる!と思えばメディアとしては悪い気はしません)

参考になれば幸いです。
尚、それは違うぜ!みたいなツッコミもお待ちしておりますので、そちらはTwitterから是非。