比較を通して因果関係を導き出し、レビューに役立てる


前回の「『わかりやすさ』を切り口にゲームレビューを書く」というエントリが結構好評をいただいたみたいで、普段の3倍のアクセス数がありました。ゲームレビューの書き方に、けっこう悩まれているブロガーさんが多いんですかね?

実際ゲームレビューって、誰もが書けそうな感じがするものの、結構書いてみると難しいところがあります。慣れないとメカニクスの羅列で終わってしまうんですよね。ホントはそこからプレイヤーの行動、そして感情の動きまで踏まえて説明しないと、そもそもゲームに興味を持ってもらえない。その上で「おもしろかった、つまらなかった、その理由は・・・」と続けていかないと、出だしで読むのがおっくうになっちゃうんですよね。

というわけで今回の授業ではゲームの説明をする上で役立つ、2つのゲームを同じ切り口で比較して、そこから因果関係を導き出すやり方について解説しました。

やり方はシンプルで「Aは〇〇である。一方でBは●●である。ゆえにBは△△である」というフレームワークにのっとって文章を作っていくだけです。いわばAを出汁にしてBを説明するというやり方で、いろいろな場面で使うことが可能です。んでもって、この時「Aは〇〇である。一方でBは●●である」という内容と、「ゆえにBは△△である」という内容の距離が離れていればいるほど、新しい気づきを与えてくれる、良いレビューになるんですよね。

ただ、注意点としてBを褒めるためにAをけなすという方法論に陥りがちなところがあります。そのためスライド中にも書いてありますが、AとBの説明の際に否定文を使わないことが重要です。また、AとBを同じ切り口で比較することも重要です。もっとも、授業でやってみたところ、わりとスイスイと学生が例文を書いてくれて驚きました。機会があれば、ぜひ皆さんも短文を書いてみてください。いろんな気づきがあると思います。